福井新聞 から全文引用
敦賀原発1号継続「国の確認次第」 市長「3、4号絶対必要」
(2012年2月22日午前7時30分)
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nuclearpowerplantfuture/33206.html
原発の高経年化(老朽化)、新増設、高速増殖炉など多くの課題を抱える福井県敦賀市の河瀬一治市長は、国内で最
も古く東京電力福島第1原発と同型の日本原電敦賀1号機の運転継続について「国の安全確認次第」との認識を示し、敦賀3、4号機増設計画推進とは分けて考
えるとした。(竹内史幸)
―県内の全原発停止についてどうみる。
「地域経済に相当影響が出ると心配している。定期検査の時期がずれ、下請けなどの仕事がなくなり、作業員を抱えることもできなくなる。発電所がある地域はたくさんあり、全国的にも影響が出るのではないか」
―再稼働の道筋をどう考えるか。
「ストレステスト(安全評価)、事業者の安全対策などの対応はある程度評価している。(福島の事故を踏まえた)暫定的な安全基準を国が示してほしい。形と理論がちゃんとできれば、安心感が出る。県と同調しながら、市民や議会の意見も踏まえ判断すべきだ」
―政府は原発の運転を40年に制限する一方、基準を満たせば最長20年延長可能とする方針だ。
「40年で区切る科学的な根拠が分からない。プラントは何千万個の部品などでできており、福島第1と敦賀原発が本当に一緒なのか。安全確認をしっかりやって、40年でも大丈夫となれば、延長というのも一つかなと思うが、安全基準をつくっていくことが大事だ」
―運転開始後41年が過ぎた敦賀1号機には厳しい見方もある。
「福島の事故で高経年化がどう影響したかを調べており、専門家による国の意見聴取会も開かれている。明らかになれば説明してほしい。1号機はストレステス
トなどで国が安全確認する。福島(の事故の知見)と合わせた場合に(安全確保が)無理なら、廃炉に向かうのも仕方ない」
―敦賀3、4号機の増設も不透明だ。
「(エネルギー基本計画では)原子力の割合を(2030年に)53%に引き上げ、14基以上新増設する方針だった。割合を減らすというが、30%ぐらいは
維持しないとエネルギー確保ができないとの認識。総合的に考え、ベストミックスを実現するために3、4号機は絶対必要だ」
―1号機を廃炉にして3、4号機を進めるべきだとの意見もあるが。
「1号機の運転停止時に3、4号機にバトンタッチするのが地元経済から考えて理想だが、1号機がうんぬんというのは別問題として3、4号機は進めるべきだ。ただ、1号機の廃炉と引き換えにするようなことはしない」
―高速増殖炉「もんじゅ」への視線は厳しい。
「核燃料サイクルをやらないという結論なら、廃炉かもしれない。しかし、たくさんある使用済み核燃料を貯蔵するのも難しい現状で、核のごみを減らし、限りあるウランを有効活用するためにも、もんじゅの研究開発を続けてほしい」
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