2012年4月1日日曜日

玄海1号機健全性結論出ず

(2012年3月30日  読売新聞)
玄海1号機健全性結論出ず、一部専門家「時期尚早」
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20120330-OYS1T00430.htm

 老朽化が懸念される九州電力玄海原子力発電所1号機(佐賀県玄海町)について、経済産業省原子力安全・保安院は29日、専門家意見聴取会(12 人)を開いた。保安院は同日、「玄海1号機は健全」との結論を出す予定だったが、井野博満・東大名誉教授が「時期尚早だ」と反発。保安院は「議論を尽くし たい」として結論を先送りにした。
 1975年に運転を開始した玄海1号機では、鋼鉄製の原子炉圧力容器について、劣化の指標となる「脆性(ぜいせい)遷移温度」が予測値を10度以上上回る98度になっているとされる。
 保安院はこの日、予測を超えた理由について「予測式の精度に問題がある」との従前の見解を示した上で、「熱衝撃にどこまで耐えられるのかなど、他の手法で確認した結果、1号機は十分健全」と主張した。
 これに対し、井野名誉教授は「脆性遷移温度が高い原因が不明なのに、健全とは評価できない。全ての指標で安全が確認できないのなら、原発を動かしてはならない」と批判。保安院は井野名誉教授に理解を求めたが議論は平行線をたどったため、継続審議となった。
(2012年3月30日  読売新聞)

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